幻想的な宇宙空間に行った気になれる映画『ヴァレリアン千の惑星の救世主』

美男美女の捜査官コンビが幻想的な宇宙空間で大暴れするギャラクシー・アドベンチャー映画『ヴァレリアン千の惑星の救世主』を見たので感想と鑑賞できる動画配信サービス(VOD)を紹介。

原作は『スター・ウォーズ』シリーズにも大きな影響を与えたといわれる1967年に初登場したフランス発のコミックスで、原作をピエール・クリスタン、作画をジャン=クロード・メジエールが担当し「ピロット」という週刊誌で毎週2ページずつ連載され43年間連載が続いた人気長寿シリーズを、独特な世界観と色鮮やかな映像が印象的な『フィフス・エレメント』を作成してSF映画の実績があるリュック・ベッソン監督が実写映画化した作品。

監督は『グレート・ブルー』で世界的に注目され、『レオン』のヒットで有名になったリュック・ベッソン監督、主演は『クロニクル』『アメイジング・スパイダーマン』などのデイン・デハーン、『スーサイド・スクワッド』『キッズ・イン・ラブ』などのカーラ・デルヴィーニュ、その他にベテラン英国俳優のクライヴ・オーウェン、リアーナ、イーサン・ホークなどの俳優陣が出演。

★★ストーリー★★
西暦2740年。宇宙の平和を守るため、銀河をパトロールしている連邦捜査官のヴァレリアンとローレリーヌ。アルファ宇宙ステーションに降り立った彼らは、長い時間をかけて規模を広げ、多種多彩な種族が共存している「千の惑星の都市」の繁栄を目にする。だがその裏にはある秘密が存在し……。

【注目ポイント】
　・ヴァレリアンとローレリーヌは宇宙を救えるのか？
　・「千の惑星の都市」の秘密とは？

注目ポイントは動画配信サイトで確認して下さい。

★★個人的感想★★
この映画の一番の見所は映像がとにかく綺麗で素晴らしい、冒頭で登場する海と真珠の惑星ミューは幻想的で美しいの一言、また背景だけでなく、惑星ミューに住んでいるパールと呼ばれる種族の造形や肌の色がメチャメチャ綺麗で、冒頭のシーンだけでも本作品を見る価値があると思いますが、その他にも全宇宙のあらゆる種族が共に暮らす壮大なスケールの巨大コロニーや地下迷宮のような宮殿など壮大で美しい映像を沢山見ることができる作品です。

本作では沢山のクリーチャーやキャラクターが登場しますが、キャラクターの未来的で奇抜なファッションや独創的なクリーチャーなど全て素晴らしく見ていて飽きない感じでしたが、フィフス・エレメントの時も思いましたがリュック・ベッソン監督が描くキャラクターはキモ可愛い系のキャラクターが多い気がしました。

主役の美男美女の2人の捜査官のキャラクターや2人のやり取りが個人的には好きでした、特にヒロイン役のカーラ・デルヴィーニュがバーバリーやイヴ・サン・ローラン、ドルチェ＆ガッバーナなどの多数のランウェイを歩いている実力派モデルだけありメチャメチャ綺麗でした。

ただ、ストーリーが単調で137分という上映時間が正直長く感じました、もう少しストーリーに捻りと重みが欲しかったです。映像とキャラクターは大満足でしたが、ストーリーは正直惜しい感じがありました。

あと、今回は日本語吹き替え版で見ましたが、主役の男女コンビニに人気声優の日野聡、沢城みゆき、クライヴ・オーウェンには実力派ベテラン声優の大塚明夫と安心して鑑賞できるメンバーで流石の一言でしたが、なぜかサブキャラの宇宙人バブルをお笑い芸人のゆりやんが担当しており、周りが上手な人ばかりなので違和感アリアリでした、映画の吹き替えはプロを使って欲しいですね。あと笑ったのが、キモ可愛い系エイリアンのドーガン=ダギーズの3匹をTHE ALFEEの3人（桜井賢/坂崎幸之助/高見沢俊彦）が声優を担当しておりました。

正直ストーリーは余り期待しない方が良いですが、映像やキャラクターが素晴らしいので「スター・ウォーズ」や「フィフス・エレメント」などのギャラクシー・アドベンチャーが好きな人にオススメの作品です。

<<作品情報>>
　作品名：ヴァレリアン千の惑星の救世主
　公開日：2018年3月30日
　上映時間：137分
　公式HP：http://www.valerian.jp/