ブルース・スプリングスティーンに影響を受けながら成長していく青年の姿を描いた青春音楽映画『カセットテープダイアリーズ』を観たので紹介。
本作はジャーナリストでるサルフラズ・マンズールが2007年に発表した回想録『Greetings from Bury Park: Race, Religion and Rock N’ Roll』を原作として制作された青春ドラマで、イギリスの町で生活しているパキスタン系の高校生が、ブルース・スプリングスティーンの音楽と出会い成長していく姿を描いた映画。
劇中では、1984年のアルバム『ボーン・イン・ザ・USA』に収録されている『Dancing In The Dark』や『The Promised Land』などブルース・スプリングスティーンの名曲を沢山聴く事が出来ます。
監督は「ベッカムに恋して」のグリンダ・チャーダ監督、主演はビベイク・カルラ、クルヴィンダー・ギールのほか、ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」などのディーン=チャールズ・チャップマンらが出演。
★★ストーリー★★
1987年のイギリス。ルートンという町に住むパキスタン系のジャベドは、家庭のルールや伝統、人々が持つ移民に対する偏見から解放されたいと思っていた。ウォークマンでペット・ショップ・ボーイズを聴いていたジャベドはある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽と出会う。彼は、鬱屈した気持ちを吹き飛ばすような楽曲に夢中になる。
【注目ポイント】
・イギリスに住むパキスタン系の人達の暮らしとは?
・ブルース・スプリングスティーに出会ったジャベドはどの様に成長していくのか?
注目ポイントは是非、劇場で確認して下さい。
★★個人的感想★★
個人的にはブルース・スプリングスティーンを余り良く知らないで観に行きましたが、『ボーン・イン・ザ・USA』など聞いて、あ~何となく聞いたことがある曲が沢山あったり、ブルース・スプリングスティーン初心者の主人公と一緒にブルース・スプリングスティーンの生い立ちや、この曲は何が言いたいのかなどを勉強していく感じで面白かったです。
舞台が1980年後半なのでファッションや雰囲気などは80年代の懐かしいイギリスの青春ドラマて感じですが、ブルース・スプリングスティーンの歌詞に合わせて表現されるは映像はミュージカルよりはミュージックビデオ風ミュージカルて感じで新感覚でカッコ良かったです。また本作は青春ドラマ中心の映画て感じがありますが、父と子の成長の物語にもなっており最後は結構泣けます。
日本人の自分には正直、人種差別ということを余り意識したことがないですが、本作品ではイギリスに移住してきたパキスタン家族の文化や宗教の違いや他の国で生きる厳しさなどを描いており勉強になりました。
ブルース・スプリングスティーンを知らなくても80年代風青春ドラマ&音楽ドラマが好きな人には是非見て欲しいオススメの爽やか青春ドラマ作品です。
<<作品情報>>
作品名:カセットテープダイアリーズ
劇場公開日:2020年7月3日
上映時間:117分
公式HP:http://cassette-diary.jp/
★★ ブルース・スプリングスティーンが観れるVOD★★
(2020/7/19更新情報)
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