雨の日の庭園で出会った2人の孤悲の物語！映画『言の葉の庭』を見たので感想と鑑賞できる動画配信サービス(VOD)を紹介。
新海誠監督の『君の名は。』作成前の作品で、新宿御苑をメインに新宿に実際に存在する多くの景色と建物を描き梅雨の季節を舞台に、靴職人を目指す高校生とここに傷を負った女性教師の淡い孤悲の物語
映画公開時は一匹のネコの視点からひとりの女性の成長やその家族の姿を描く、新海誠監督の短編「だれかのまなざし」が同時上映されました。短編「だれかのまなざし」は猫好きな人には必見の作品です。
監督は、ゲーム開発会社に5年間勤務後に1人で自主制作した短編アニメ『ほしのこえ』で熱烈なファンを獲得した新海誠監督、主人公の声を「コードギアス 亡国のアキト」の日向アキト、「おそ松さん」のトド松などの入野自由、ヒロインの声を「PSYCHO－PASS サイコパス」の常守朱などの花澤香菜が担当。
★★ストーリー★★
靴職人を志す15歳の高校生タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって公園で靴のスケッチに熱中していた。そんなある日、彼は27歳のユキノと出会い、雨の日だけの再会を繰り返しながらお互いに少しずつ打ち解けていく。タカオは心のよりどころを失ってしまったユキノのために、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作ろうと決心する。
【注目ポイント】
・雨の日の公園で出会うユキノには何があったのか？
・雨の日だけ再会する二人の孤悲は？
注目ポイントは動画配信サイトで確認して下さい。
★★個人的感想★★
作品公開時に映画館で鑑賞してその後の何度も鑑賞している作品ですが5月、6月になると無性に見たくなる作品でdTVで配信されていたので再び鑑賞しましたが何度見ても良い作品です。上映時間も46分と短いので結構気軽に鑑賞できるのも何度も繰り返し見てしまう点かもしれないです。
この映画の一番の見所は雨の映像がメチャメチャ綺麗で、雨粒の１つ１つが詳細に描かれておりビックリします。また、映像全体が緑色で統一されており、その映像が良い感じでした。
国文学専攻の新海誠監督だけあり、本作品では万葉集の和歌が重要なキーとなっており、特に柿本人麻呂が詠んだ短歌「雷神（なるかみ）の 少し響(とよ)みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留（とど）めむ」という歌が登場するので万葉集など国文学が好き人には凄く楽しめる作品だと思います、自分は国文学に弱いのでパンフレットを読むまで良く分かりませんでした（照）
本作品はストーリや映像の美しさだけでなく劇中に流れる曲も凄く良く重要な場面で流れる力強いピアノ演奏へ映画のラストで流れる、1998年に大江千里さんが発売したアルバムに収録さている曲を秦基博さんがカヴァーした『Rain』が映画にピッタリでメチャメチャ好きです。
内容的には良くある淡い青春系恋愛アニメですが、新宿の街並みや新宿御苑、雨の映像だけでも、観る価値がある作品で上映時間は46分と短いので見たことない人は是非見て欲しい映画です。
<<作品情報>>
作品名：言の葉の庭
公開日：2013年5月31日
上映時間：46分
予告：
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★★言の葉の庭が見れるVOD★★
（2020/04/29更新情報）
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