1980年に韓国で起きた光州事件の実話を映画化『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』

1980年に韓国で起きた光州事件の実話を映画した『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』を見たので紹介。

1980年5月に韓国で起こった光州事件を世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件現場まで送り届けたタクシー運転手の実話をベースに娯楽色を入れたサスペンスアクション映画でした。

主演は「グエムル 漢江の怪物」や「シュリ」に出演した名優ソン・ガンホで流石の名演技でした。

初めは、ほのぼのストーリーで後半はシリアルサスペンスと1つの映画で2つのジャンルが楽しめる映画でした。

★★ストーリー★★
1980年5月、民主化を求める大規模な学生・民衆デモが起こり、光州では市民を暴徒とみなした軍が厳戒態勢を敷いていた。ソウルで11歳の娘を一人で育てながらタクシー運転手をしているマンソプは、大金に目がくらみドイツ人記者ピーターを乗せて光州に向かう。マンソプの機転で見事に検問をくぐり抜け、二人は光州に入るが、ピーターは「危険だからソウルに戻ろう」と言うマンソプの言葉を聞かず、取材を続けていくのだが……。

【注目ポイント】
 ・光州で何が起きているのか?
 ・大量虐殺を目撃したマンソプとピーターは無事に戻る事が出来るのか?

注目ポイントは是非、動画配信サイト(VOD)で鑑賞して確認して下さい。

★★個人的感想★★
ポスターや予告を見るとタクシー運転手のノンビリした、ほのぼの映画と思ったら予想外のシリアス展開で良い意味で裏切られた映画で凄く面白かったです。

前半はコメディータッチですが後半は光州事件の実話をベースとしたシリアスな展開に軍隊の車とタクシー軍団との激しいカーチェイスがあったりと映画としても見応えがありました。

軍が市民を淡々と銃殺するシーンや情報封鎖で大量虐殺の情報が外に漏れない様にしたりと現実にあったと思うと怖くなりました。

タクシー運転手マンソプとドイツ人記者ピーターと大学生のジェシクの3人やり取りがコミカルで良かった、特に主人公のマンソプはピンチや危険な状態になると直ぐに逃げようとしますが、少しすると毎回2人の事が心配で急いで戻る所が人間らしさを感じました。

公開時は単館で余り目立ってませんでしたが凄く良い映画で、個人的にはオススメの一本です。

<<作品情報>>
 作品名:タクシー運転手 ~約束は海を越えて~
 劇場公開日:2018年4月21日
 上映時間:137分
 公式サイト:http://klockworx-asia.com/taxi-driver/

★★タクシー運転手 ~約束は海を越えて~が見れるVOD★★
(2019/6/14更新情報)

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