人生の過酷さと男の生き様を描いた映画『レスラー』

ミッキー・ローク主演映画の中年プロレスラーの生き様を描いた映画『レスラー』を動画配信サイトdTVで見たので紹介。

昔はスターだった中年プロレスラーが、心臓発作で倒れ、自身の人生を見つめ直す不器用な男の人生を描いた物語。本作はヴェネツィア映画祭金獅子賞を受賞、またミッキー・ローク自身もゴールデングローブ主演男優賞などを受賞し、アカデミー主演男優賞にノミネートされた作品。

ポスターに書かれた『人生は過去である、ゆえに美しい。』の言葉が心に刺さる作品です。

★★ストーリー★★
かつては人気を極めたものの今では落ち目のレスラー、ランディ。今ではスーパーでアルバイトをしながらかろうじてプロレスを続けている状態。ある日、長年に渡るステロイドの副作用のために心臓発作を起こし、「命が惜しければリングには立つな」と医者に忠告されレスラー生命を絶たれてしまう。妻と離婚し娘とも疎遠で好意をもつストリッパーのキャシディにも振られ、孤独に打ちひしがれる中で、ランディは再びリングに上がる決意をするのだが・・・。

【注目ポイント】
 ・かつての人気レスラーの現在の生活とは?
 ・娘との関係は修復できるのか?
 ・心臓発作を起こした体でリングにあがるが・・・。

注目ポイントは是非、動画はインサイトで鑑賞して確認して下さい。

★★個人的感想★★
プロレスラー一筋の男の生き様を描いた素晴らしい作品で過去の栄光を忘れられない中年プロレスラー役のミッキー・ロークがはまり役で良かったです。

プロレス界の裏側も隠す事無く映像化されており、試合前に対戦相手同士が試合内容及びフィニッシュの流れを控え室で打ち合わせたり、肉体改造のためステロイド剤や苦痛を和らげる目的の鎮痛剤等を大量に購入したりとプロレスショービジネスの裏側を映しているのにビックリしました。

映画全体に哀愁が漂っており人生の辛さを感じ映像と劇中に流れるアメリカンロックの相性が良かったです。特にエンドロールのブルース・スプリングスティーンはぐっと来るものがありました。

劇中、心に残る言葉が結構ありましたが、主人公のランディの最後のマイクパフォーマンスは熱いものがありました。

派手な作品ではなく人生とは何か?人生の辛さ楽しさを考える事が出来る作品でした。

<<作品情報>>
 作品名:レスラー
 劇場公開日:2009年6月13日
 上映時間:109分

★★レスラーが見れるVOD★★
(2019/6/6更新情報)

ミッキー・ローク主演の映画『レスラー』は以下の動画配信サイトで鑑賞出来ます。

【dTV】



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