地獄の祝祭がはじまる!映画『ミッドサマー』

ある村の祝祭に訪れた若者達の恐怖を描いたホラー映画『ミッドサマー』を観たので紹介。
 
本作品は観た人にトラウマ与えるぐらいの衝撃的な映画を作るホラー界の新鋭アリ・アスター監督の長編映画第2弾、前作の『ヘレディタリー 』では家族と血筋から逃げられない恐怖描いていましたが、個人的な解釈として、今作の『ミッドサマー』では恋人とは?価値観とは?を問うホラーになっていた感じの映画、映画の概要は大学生5人がスウェーデンの奥地の太陽が沈むことがない村で開催される「90年に一度の祝祭」へ参加するが、その祝祭は恐怖の祭りだった。
 
監督は『ヘレディタリー 継承』など精神的な嫌な気持ちにさせるのが得意なアリ・アスター監督、主演は『トレインミッション』『ファイティング・ファミリー』のフローレンス・ピュー、『デトロイト』『フリーファイヤー』などのジャック・レイナー、『メイズ・ランナー』シリーズなどのウィル・ポールターが共演。
 
★★ストーリー★★ 
思いがけない事故で家族を亡くした大学生のダニーは、人里離れた土地で90年に1度行われる祝祭に参加するため、恋人や友人ら5人でスウェーデンに行く。太陽が沈まない村では色とりどりの花が咲き誇り、明るく歌い踊る村人たちはとても親切でまるで楽園のように見えた。
 
【注目ポイント】
 ・大学生5人の運命は?
 ・楽園の様な祭りの真の意味とは?
 
注目ポイントは是非、劇場で確認して下さい。
 
★★個人的感想★★
ミッドサマーは『フゥーハァ!』が印象的で観た後も頭の中に残ってしまう映画でした。
 
詳しく書くとネタバレになってしまう為、書けませんが個人的な印象としては、『ウィッカーマン』と『サスペリア』と『ヘレディタリー 』を組み合わせた感じと緑豊かな土地で白を基調とした祝祭の映像がとにかく美しく印象に残った映画でした。
 
映画の冒頭から観客の体全体に纏わり付く不気味な雰囲気と映像は緑と太陽が美しいのに何か違和感がある状態が続き中盤から『え!』という展開になり、観客は終始不気味な気分が味わえる作品です。
 
前作の『ヘレディタリー 』でも感じましたがアリ・アスター監督が描くヒロインは、なんか怖い、見た目では無く精神的に闇がある怖さで今作品のヒロインも映画開始からメンヘラ炸裂の闇属性て感じの女性、彼氏は表面状は彼女の心配をしている様に見せるが実際は彼女と別れたがっている男性で2人の微妙な関係やリアルな人間関係が後半の地獄に繋がる感じも良かったです。
 
ショッキングな映像は今回も健在で前作の『ヘレディタリー 』以上のグロシーンが幾つも登場、しかも今回は明るいだけにタチが悪い、特にラストは普通男なら嬉しくなる様なシチュエーションなのに本作品では逆に地獄の様な展開になって行き、なんとも言えない気分にれます。
 
本作品は北欧の儀式や祭りを題材にしており、劇中に意味ありげな絵が沢山出てきますが、そこら辺は色々なネタバレサイトで公開されているので省略しますが、興味がある人はネットで調べてみて下さい。
 
怖いと言う不気味で嫌な気持ちになれる新感覚ホラー映画て感じで『ウィッカーマン』『サスペリア』『ヘレディタリー 』あたりが好きな人にオススメな作品です。
 
<<作品情報>>
 作品名:ミッドサマー
 劇場公開日:2020年2月21日
 上映時間:148分
★★ アリ・アスター監督の作品が観れるVOD★★
(2020/2/26更新情報)
 
アリ・アスター監督の『ヘレディタリー  継承』は動画配信サイトdTVとAmazonプライムの有料で視聴可能です。
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恐怖の運命からは逃げられない!新感覚最恐ホラー『ヘレディタリー/継承』

暑い夜に背筋がゾッとする恐怖映画はどうですか?「絶対に逃げられない」恐怖を描いた話題のホラー映画『ヘレディタリー/継承』を見たので感想と鑑賞できる動画配信サービス(VOD)を紹介。

亡くなった祖母から忌まわしい“何か”を受け継いだ家族が見えない何か追い詰めらて行く、逃げられない恐怖を描いた物語。

本作品は今話題の映画スタジオ「A24」の作品で、「A24」の代表作品としては、ブリー・ラーソンがアカデミー主演女優賞を受賞した『ルーム』や『ムーンライト』など低予算で個性的な作品を生みだすスタジオです。

今回、紹介する作品も個性的であり恐怖の描き方が斬新、冒頭から得体の知れない不気味さ満載で見る者を精神的にジワジワと追い詰めていく恐怖がある映画。

★★ストーリー★★
ある日、祖母エレンが亡くなったグラハム家。娘のアニーは、母に愛憎交じりの感情を抱きつつも、残された家族と一緒に葬儀を行う。祖母が亡くなった悲しみを乗り越えようとするグラハム家では、不思議な光が部屋を走ったり、暗闇に誰かの気配がしたりするなど不可解な現象が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。

【注目ポイント】
 ・祖母から受け継いだ忌まわしい“何か”とはいったい?
 ・冒頭の映像のミニチュアが意味する事は?
 ・壁に描かれた不可解な言葉は何を意味するのか?

注目ポイントは是非、動画配信サイト(VOD)で鑑賞して確認して下さい。

★★個人的感想★★
この映画、色々感想を書くとネタバレになってしまう為、正直あまり書けませんが怖いと言うより不気味で気持ち悪い雰囲気の映画でした。

この映画が凄いのが巧妙に仕組まれた“伏線”で冒頭のミニチュアシーン、祖母エレンの葬儀シーン、壁に描かれた不可解なワードなど全てのシーンやセリフが終盤に繋がるキーワードになってるのが凄い!そして最後に恐るべき恐怖の“真実”が明らかになります。

また、映画に登場する女性が皆んな不気味で、特に口数が少ない娘のアニーの不気味度は凄かったし、母親役のトニ・コレットの叫ぶ顔が一番怖かったです(笑)

また、恐怖を盛り上げるミニチュアの小道具や不気味な音楽など気持ち悪さの演出が凄かったです。

個人的には面白かった作品ですが、一般受けはしない作品ですが、B級ホラー映画好きにオススメな作品だと思いました。

<<作品情報>>
 作品名:ヘレディタリー/継承
 劇場公開日:2018年11月30日
 上映時間:127分
 公式サイト:http://hereditary-movie.jp/

★★ヘレディタリー/継承が見れるVOD★★

(2019/6/12更新情報)

ヘレディタリー/継承は動画配信サイトU-NEXTで視聴可能です。

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