敵は自分!自分そっくりの謎の存在と対峙するサスペンススリラー映画『us/アス』

深夜自分そっくりの謎の存在が訪ねてきたら?自分たちと対峙する恐怖を描いたサスペンススリラー映画『us/アス』を観たので紹介。

米批評家サイト「Rotten Tomatoes」では94%の高評価だったサスペンススリラーでドッペルゲンガーに命を狙われる家族の物語を軸に米国社会における貧困格差などの闇を描いた社会派異色スリラー。

自分たちにそっくりな“謎の存在”とは、何者なのか?どこからやってきたのか?目的は何なのか?と“謎”だらけの映画でストーリーが進むにつれて謎が解明されていきますが、最後は衝撃的な結末が待っています。

この映画を見る前に1986年のアメリカの状況などを知っていると映画がより楽しめます。

映画鑑賞前に知っておいた方が良い知識を簡単に説明。

<ハンズ・アクロス・アメリカとは?>
1986年、貧困層の救済を訴えるべく実施され、米西海岸から東海岸まで、約600万人が手と手をつないだ慈善イベント、実際はお金を持っている人達の自己満足に浸るためのお祭り騒ぎで、金持ちの売名行為でもあった。

<エレミヤ書11章11節>
旧約聖書の預言書の1節であり、「民が神の声を聴かないから、神はもう民を助けない」といった内容。

監督は黒人青年の恐怖の体験を描いたサスペンスホラー映画「ゲット・アウト」で一躍有名になったジョーダン・ピール監督で監督はコメディアンとして活動していた経験がありコント番組「キー&ピール」で有名、コメディアン出身だけあり今作も恐怖の中にクスと笑える場面が結構あります、主演に「それでも夜は明ける」でアカデミー助演女優賞を受賞し、「ブラックパンサー」にも出演していたルピタ・ニョンゴ。

★★ストーリー★★
アデレードは夫のゲイブ、娘のゾーラ、息子のジェイソンと夏休みを利用して、幼い頃住んでいたカリフォルニア州サンタクルーズの家を訪問する。彼女は友人一家と落ち合いビーチへ出掛けるが不可解な出来事に見舞われ、過去のトラウマがフラッシュバックする。やがて夜になると、自分たちとそっくりな“わたしたち”が現れ……。

【注目ポイント】
 ・自分そっくりの謎の存在は何故現れたのか?目的は?
 ・アデレードの過去のトラウマとは?

注目ポイントは是非、劇場で確認して下さい。

★★個人的感想★★
ビックリホラーでは無くジワジワと精神的に来る怖さのある映画で、映画の始まりから終わりまで不気味な雰囲気と違和感がつきまとう気持ちが悪いサスペンスホラーて感じでしたが、随所にホームアローンネタなどの笑いが散りばめられた不思議な映画でもありました。

ドッペルゲンガーの家族の動きが動物的だったり、喋らないで唸り声だけや不気味な表情などが怖かったです。また、ドッペルゲンガー全員が赤い服と大きなハサミで襲って来る様子も気持ち悪かった、得体が知れない自分が襲ってくる設定が

映像だけで無く何語か分からないBGMなどによって不気味な雰囲気を倍増させていました。BGMは個人的には押井守版の攻殻機動隊の様な音楽で好きでしたが。

米国社会の闇を描いた社会派異色スリラー『us/アス』興味がある人は是非劇場へ。

<<作品情報>>
 作品名:アス
 劇場公開日:2019年9月6日
 上映時間:116分
 公式HP:https://usmovie.jp/sp/

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